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てらたん講座 「暮らしの中で『聴く』ときに使う技・立脚する世界観の探求」 @青砥やくじん延命寺
離別や喪失による哀しみ、理不尽な出来事への憤り、嘆き、不安、焦り・・・これらは、生、歓びと同じように、あたりまえに日々の暮らしを形創り彩る感情です。これらを、ただありのままに聴くことができてる人がいて、これらを包容できる場が暮らしの中に当たり前にあれば、人々は死や喪失といった出来事と共に、力強く「今」を生きることができるのだろうと思います。どのような世界観・生命観に立脚したら、起こることすべてを「あり」としながら、ただ聴いて、本当の意味で寄り添うことができるのか。心理療法やグループワークの技法をツールに、この問いに向かって、6ケ月間、共に探求していきます。
日時
2016年10月16日(日)、11月20日(日)、12月18日(日)、2017年1月8日(日)、2月12日(日)、3月12日(日) すべて 14:30~18:30まで
参加費
通して18000円、単発参加の場合、各回4000円
※地蔵の会のホームページ内、てらたん企画の参加費設定ポリシーをお読みください
2016年7月23日には、てらたん講座のプレ講座を企画しています。
詳しくは、地蔵の会のホームページへ 地蔵の会 てらたん企画
話題提供 「心理療法における技術と場(フィールド)の関係について 終了しました
2016年7月2日 青砥やくじん延命寺 寺子屋自主ゼミにて
心理療法では様々な技術が用いられます。普段の何気ない会話の中で、心理療法をやっているということを伝えると、「〇〇療法って効くの?」という質問を受けることがあります。この質問には、「技法」に効果がある、という前提があります。しかし、技術は、技術を用いる者と受ける者が創りだすフィールドにのっかってその機能を発揮しますが、技術自体が解決を導き出すものではありません。つまり、フィールドが立ち上がっていなければ、そこにいわゆる心理療法でいうところの「カタルシス」や「リフレーミング」また、「ヒーリング」や「和解」は起こりません。技術が効果を持つという視点が横行するのは、何に起因するのでしょうか。最近、福島県で活動する人たちとの会話から、そのヒントになる視点が得られました。そのあたりのことを含めてお話したいと思います。